世界★驚きインテリア
西洋インテリア
世界のインテリアを語るならまず、西洋のインテリアの歴史を背景とした流れを学ばないといけないでしょう。ギリシャ、ローマ時代、スペイン、フランス、イギリスと言った装飾に対する歴史が建築を伴い多彩な様式を経て変遷していきました。その意味ではバラエティー豊富な芸術的なインテリアが数多く紹介されています。現在ではアンティークやクラシカルからシャビーシックをも含むインテリアが主流です。
古代ローマを皮切りに
8世紀頃には西洋のインテリアはエレガントで享楽的なロココ調の曲線的な貝殻模様の人造石を用いています。フランス貴族もコンソールという飾り台や化粧テーブルやビューローと言ったロココ様式が主流です。家具材ではオーク材やウォルナット、マホガニーや黒檀などが使用されルイ王朝になるとより華美に金銀の装飾や象嵌などが好まれました。11世紀頃から西洋ではロマネスクと言うローマ風のインテリアが好まれアーチ型や半アーチ型をベースにしたものが流行り家具ではチェストやタペストリーなどが大きな役割を果たしました。その後、13世紀頃にはゴシック調が流行り洗練されたインテリアが多くこの頃から窓も大きくステンドグラスが用いられました。15世紀頃にはイタリアフィレンツェが中心となりルネサンスが始まりインテリアは豪華絢爛で大理石や羽目板張りの壁面X型の長椅子などがお目見えします。フランスでは1804年ナポレオン皇帝が就任するとアンピール様式を用いりパリの凱旋門やマドレーヌ寺院に顕著に表れて古代ローマを意識して金色、赤、黒を基調とした家具が多い様です。その後、いびつな真珠を意味するバロック様式へと移ります。バチカンのサンピエトロ大聖堂が始まりとされイギリスでは幾何学模様やアーチ型のゴシック様式が教会を中心に始まります。家具をチューダー家に作らせ紋章が入ったチューダー様式とも言われます。ガブリオール・レッグという動物の足の曲線美を表した家具が流行り合わせて頃陶器も盛んでフランスのルーアンやセーブル、ドイツのマイセンなどが有名です。又、現代においてシンプルでカジュアルなインテリアが主流となり北欧のスウェーデンやノルウェー、デンマーク、フィンランドと言った快適で居心地の良いインテリアが流行してナチュラル感を取り入れています。尚、アメリカでは植民地時代のアーリーアメリカン様式が主流です。